【催事案内】野生動物管理の担い手シンポジウム

自然再生研究会の角田です。
私が関わる東京農工大学の研究プロジェクトにおいて、表題のような国際シンポジウムが開催されます。
米国及びドイツより演者を招聘します。
参加費無料、事前申し込み不要、同時通訳ありです。


以下、催事案内。



文部科学省特別教育研究経費(連携融合事業)国際シンポジウム
野生動物管理の担い手:狩猟者と専門的捕獲技術者の育成


日時:2010年7月17日(土)9:30〜17:50
会場:東京農工大学農学部本館講堂
主催:東京農工大学
共催:岐阜大学応用生物科学部附属野生動物管理学研究センター 森林総合研究所
後援:環境省林野庁横浜国立大学COE・野生生物保護学会・日本哺乳類学会・日本生態学会


<趣旨>
近年、ニホンジカやイノシシなどの大型獣の分布拡大と個体数の増加により、農林業被害が激化しています。とりわけニホンジカは、天然林の更新阻害や国立公園などの自然植生に悪影響を与え、希少種の絶滅をもたらすなど生物多様性を脅かす存在となっています。一方、野生動物の管理の担い手である狩猟人口は激減の一途をたどり、狩猟システムの崩壊は目前にせまっています。これらの解決に向けて、本学では、文部科学省の特別経費の助成を受けて、平成21年度から地域と連携して研究・教育・人材育成を進めながら、生態学と社会科学を統合した野生動物管理システムの開発を行っています。
本シンポジウムは、農林業被害を低減し、生物多様性保全するために必須な狩猟システムの維持発展と専門的捕獲技術者の育成にむけて、現状と課題についての共通認識のもとに今後の展望を得ることを目的としています。


<プログラム>
9:00 受付開始
 総合司会:戸田浩人 (補助:林好美)
9:30〜10:00
 開会挨拶
 趣旨説明:梶光一(シンポジウム議長)


第1部 専門的捕獲技術者の必要性 (座長:梶 光一)
10:00〜10:30 講演1「個体数管理体制の発想転換」
  岐阜大学教授 鈴木正嗣
10:30〜11:30 講演2「管理捕獲のプロフェッショナルとは:White Buffaloの活動概要」(仮題)
  White Buffal. Inc代表 Dr. DeNicola
11:30〜12:10 講演3「ここまでできる個体数管理:カワウにおけるSharp-shooting」
  ? イーグレット・オフィス代表 須藤明子
(昼食 1時間休み)
13:10〜13:40 議論 (進行:吉田剛司)


第2部 将来に向けた人材育成の方向性 (座長:鈴木正嗣)
13:40〜14:10 講演4 「日本における狩猟技術者の育成の現状と課題」
  森林総合研究所 八代田千鶴
14:00-15:00 講演5 「ドイツにおける狩猟者と専門的捕獲技術者の育成(仮)」
  Tecnische Universitaet Muenchen (TUM) Dr. Markus Schaller
(休憩20分)
15:20-15:50 講演6「新人ハンターと専門的捕獲技術者の育成」
  酪農学園大学 講師 伊吾田宏正
15:50〜16:20 講演7「島根県美郷町の取り組み:駆除組合の設立」
  島根県美郷町役場産業振興課 安田亮
16:20〜16:30 講演8「狩り部の目指すもの」
  東京農工大学大学院修士1年 瀬戸隆之
16:30〜16:40 コメント
  北海道大学教授 近藤誠司


総合討論(小泉透+松田裕之)  16:40〜17:40
閉会挨拶 17:40〜17:50

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懇親会 18:00〜20:00



催事案内、ここまで。